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さぬきうどんバーガーから、ご当地グルメを考える。

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 香川県の会社が販売している「さぬきうどんバーガー」が人気のようだ。
 2011年から販売を開始し、現在、販売個数が5万個に達すると見込みだという。そして、その記念として、新たに「さぬきうどんカツバーガー」の販売を始めるそうだ。

ニュース2014年04月15日 日本経済新聞
「うどんカツ」のバーガー発売 高松道SAで

 ここから、ご当地グルメというものについて、2つのことが見えてくる。

 よくご当地グルメ、特に新しく開発されたようなものは、とりあえず地元のものを使ったとか、地元のグルメをアレンジしたようなものが多い。
 中には、地元のグルメを無理やり、他の料理にしたようなものもある。このようなものは本当に売れるのかと、疑問を抱かざるを得ない。

 この「さぬきうどんバーガー」も、うどんを無理やりハンバーガーにしたもので、この類の商品といえる。うどんの産地だからといって、それをハンバーガーにするなんてと思ってしまう。しかも、肉や魚の代わりに、うどんを挟むため、動物性の旨みが乏しく、炭水化物だけじゃないかとも思う。

 しかし、上記の記事にあるように、3年間で、5万個も売れたというのだから、すごいと言わざるを得ない。商品販売には、商品力以外も、PRやマーケティングなどの要素も絡むことから、単純には言えないが、このような類の商品も売れるのだということが、この例から見えてくる。

 とはいえ、たかが5万個だ。
 3年間で5万個なので、単純に割れば、年間1万7千個。1つ当たり450円なので、事業としては、年商800万円弱である。決して大きな金額とは言えないだろう。勿論、ほとんど売れていない商品が多い中で、この販売はすごいとは思うが、売れているからといっても、この程度の規模でしかないということだ。

 数年前から、ご当地グルメなどのブームもあり、新しいご当地の商品が多く開発されたし、現在でも新たなものが生まれている。
 ただ同時に、ご当地グルメについては、このような点も考える必要がある。

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